みなさんこんにちは。プレゼンテーションデザイナーの吉藤です。
昨日くらいから、Preziの再生表示のベースがFlashからJavaScriptに変更されました。
ってそれだけじゃなんのことかわかんないですよね。
ほとんどのPreziの場合、見た目上の変化はありません。Preziをよく使っていた方だったら、モーションに微妙な変化があることに気がつくかもです。
主観ですが、今までがヌルっと動いていたのに対して、今回の変更でスルっと動くようになったような気がします。
今回の変更の背景はこちらで詳細が述べられていますが、簡単に言うと、
Flashという少々時代遅れになりつつあってデバイスに依存する表示方式から脱却して、どのデバイスでもストレスなく安定して表示できるJavaScriptベースを使うことにしました
ってことです。
基本的にはいままで作っていたPreziは同じように表示されるはずなのですが、ひとつ大きな変更が。
swfのアニメーションが再生されないorz…
ここ一年ほど僕の作っていたPreziにはだいたいこのアニメーションが入っているのですが、これらは新バージョンの表示ではすべて止まって表示されるか、場合によっては消えてしまいます。
(消えるかどうかは、Flashの作り方によって変わるっぽい)
例えばこんなかんじ。
今の時点では、アニメーションが動かない時や表示がおかしいな、と思ったら、表示下部の
現在、新しいPreziプレーヤーを使用中です。このプレーヤーについてもっと知るか、旧バージョンに戻してください。
で[旧バージョン]をクリックすれば今までどおりのFlashベースでの表示ができるようになります。
同じPreziを埋め込んでおきます。
2014年7月2日現在だと埋め込みをするとFlashベースで動いているようですが、これもそのうちJavaScriptベースになると思います。
[prezi id=”tjvhjhiico8u” width=500 height=300]
この決定と変更については海外でも大きな反響(というか主に「えー!」という声)が上がっているので、そのうち改善されるかもしれません。
静止swfはこれまで通り使えるし問題なく表示もされるので、そこは心配なさそうです。
ちなみに、もともとswfアニメーションが動いていたのはPrezi社としては、意図していた機能ではなくて、Flashベースで作ったことによる「ラッキーな偶然」だったということで、今後の安定性とかデバイスフリーな利便性を優先した、というのが背景にあるようです。
確かにPreziはFlashを使っていることでやたら重くなったり動きがもたついたり、ともかくマシンスペックに依存することが多かったので、このあたりは新しいJavaScriptベースの安定性に期待ですね。
swfアニメーションを多用していたデザイナー組としては、これから別の表現の可能性を探っていかないと、という感じですが、きっと新しいバージョンに適した新しい表現の方法を見つけられると思っています。
今のところ変更があったのはプレーヤー(表示)だけですが、もしかすると編集画面の方もJavaScriptベースになっていくかもしれないので、今後の変化があればまたお伝えします。