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プレゼン講座実施事例:株式会社NTTデータ様

2022年12月18日 - Other, Presentation
プレゼン講座実施事例:株式会社NTTデータ様

7月と9月の2回にわたり、株式会社NTTデータ様にてプレゼンテーションデザイン講座 “プロに習うプレゼンテーション作成のコツ” の講師を担当させていただきました。

NTTデータ様では社員のみなさんの「発信力」向上の取り組みをされており、今回はプレゼンをより「伝わる」ものにするための講座ということでご依頼いただきました。プレゼンテーションの考え方といった基本的なところから、社内規定のテンプレートを使った具体的なスライドの作りこみなど、実践に即したテクニックをたくさん解説させていただいたので今日はその様子をご紹介します。

 

講座のターゲット

今回の講座を組み立てるにあたって最初に課題として挙げていただいたのはこの2点。

  1. 効率的・効果的な「伝わる」プレゼン作成テクニック
  2. 人によってばらつきのあるプレゼン作成スキル

受講予定のみなさまにも事前アンケートをとらせていただいたのですが、300名以上の方からしっかりとご回答をいただきました。

事前アンケートだけでも受講されたみなさまからの本気度が伝わります。

 

資料作成時に悩むポイントや講座で聞きたい内容について回答していただいたのですが、みなさまからのコメントの熱量がすごかったです。

「プレゼン資料を作るときに経営者視点での作成ができず悩んでいる」「ロジカルな部分とビジュアルな部分のバランスが難しい」といったように、お悩みのレベルが高かったのも印象的です。こちらの内容を踏まえて講座を組み立てました。

 

 

 


全2回のプレゼン作成術講座

講座は「Day 1」と「Day 2」の2日間に分けて、各2時間をオンラインで実施。リアルタイムでは200名超のみなさまに受講いただき、当日ご参加いただけなかったみなさまには録画データで受講していただきました。

初日のDay 1では、プレゼンに対しての考え方をより柔軟にしていただくためのお話を中心に解説。「プレゼン」といっても外向きの発表用のものと社内用資料では全く方向性が異なることや、「事前の環境のチェック項目」「スライドに載せる言葉づくり」「言葉の絞り方」「要素の絞り方」などを解説しました。

この日の最後の質疑応答タイムで、「社内規定のテンプレートの中で選べるカラーやレイアウトの中でどうスライドを作っていくかに悩む」という方が多く、これを受けて実践編のDay2では会社既定のテンプレートを使ったパワポの編集テクニックに重点を置くことにしました。

 

会社指定のテンプレートを最大活用する

Webを探すといろいろとおしゃれなパワポテンプレートを見つけることはできるのですが、”会社公式のパワポテンプレートがあるので外部のものは使えない”、という方もけっこう多いのではないでしょうか。プレゼン講座・スライド講座をやるとどうしても一般論になりがちで、実際の企業テンプレートの制約の中で具体的にどう作るか・どう見せるかというポイントを個別に細かく解説する機会というのは意外と少ないものです。そこで今回は、100%指定テンプレートに寄せた内容にするためにDay 2の前にNTTデータ様のテンプレートをいただきじっくり分析させていただきました。

講座当日は全編このNTTデータテンプレートを使いながら、「おすすめ定番レイアウト」「映えるパーツの作り方」「今風のグラフの見せ方」といった観点で、before / afterと実際のパワポでの編集操作をお見せしながらテクニックを解説しました。例えばパーツの見せ方の例はこんな感じ。

グラフはbefore / afterで作りかえの実演を見ていただきました。例えばこれは項目名が長くて斜めになってしまう棒グラフのケース。グラフ本体と解説の配置順、罫線やグラフのカラー選択とでこれだけ変わる様子を見ていただきました。

こちらはダーク背景の時の折れ線グラフの見せ方。コーポレートカラーのイエローを使って、しっかりと目を引くグラフにするテクニックを解説しました。

表については講座後にもご質問とご要望をいただいたので配布資料では急遽サンプルを追加。パワポの表機能を使ったサンプルだけでなく、ちょっと手の込んだこんなパターンも。

最後の質疑応答でも時間をオーバーするほどたくさんのご質問をいただき、めいっぱいプレゼン作成のテクニックをお伝えすることができました。Day 2の配布資料はこんな感じで実例もりだくさん、講座内でお答えできなかった分も増補してご提供して、各パーツはコピペして使いまわしてもらえるようにしています。

オンライン講座の工夫

最後に、今回の講座での工夫についても。今回は合計4時間のすべてがオンラインでの講座だったので

– 集中力を保ってもらえるか
– 編集作業の細かい作業もちゃんと伝わるか

という2つのポイントに気をつけて講座データを準備しました。

Prezi Videoとmmhmmを組み合わせたバーチャルな画面を演出した見せ方や、テレビ風に円形のワイプに自分の顔を映しながらの編集作業実演など、単なる画面共有での単調な講座にならないように、そして細かいところにもちゃんと目線を向けていただけるよう工夫をしました。

 

ということで、全2回にわたったプレゼンテーションデザイン講座のご紹介でした。
NTTデータのみなさま、ありがとうございました!!

re-presentation.jp では、学校や企業向けのプレゼン作成講座にも力を入れています。こんな内容で講座を、というリクエストがあればお気軽にご相談ください。