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Prezi Expert Meetup 2018参加レポート

2018年11月19日 - Other, Presentation
Prezi Expert Meetup 2018参加レポート
先の10月にハンガリーのブダペストで行われたPrezi Expert Meetupに参加してきましたので報告レポートを書いておこうと思います。

■ Prezi Expert Meetupとは?

年に一度、Prezi Expert認定を受けている世界中のデザイン会社が集まって開催される2日間のカンファレンスプログラムです。具体的に何をしているかというと、朝から晩まで1時間〜1時間半程度のセッションが続き、様々なテーマでPrezi ExpertとPrezi社のスタッフが意見を交わします。たとえば、Preziがこの先1年で実装する予定の新機能をその場で試しながら開発部の責任者と話をしたり、マーケティング担当者と今後のPreziビジネスの方向性を打ち合わせたり、最新のデザイン事例や作り方を共有したり、というところ。
 

みんなそれぞれの国でのトッププレゼンテーションデザイナー達です。

■ Expert Meetup 2018の模様

開催予定日前日にはみんなが集まってプレパーティー。世界中のExpertが集まるということはみんなが競合でありでありライバル企業なわけなのですが、けっこう仲良くやっていて飲み会はけっこう盛り上がります。ちなみに世界中の名だたるプレゼンテーションを製作しているプレゼン業界の重鎮たちが集まっているので、そっち方面の人は気絶しそうな顔ぶれです。写真だとだたの飲み会ですが。
 

朝と昼はPrezi社の1階にあるカフェでごはん。これがかなりおいしい。

開催当日は朝8時から18時まで、ランチ含めてずっとセッションの連続。デザインセッションにマーケティングセッション、プレゼンセッションなどいろいろです。夜は夜でまた飲み会になって、各国のプレゼン裏事情みたいなのが聞けるのでかなり盛り上がります。え、あのプレゼンお前作ってたの!?とか。
 

Prezi Can。中にオリジナルTシャツ入ってます。

それぞれのセッション中の発言が素晴らしかったり貢献度が高かった1名には、Prezi Can(中にTシャツが入っている)が贈られるという遊び心も。これわずか5個しかなかったので、かなり争奪戦でした。笑
 

 

■ 今回のExpert Meetup 2018のメイントピック

セッションはこんな感じで進行。

まずPreziの今後についての話がPrezi社から。今後、Prezi Classicは現状のまま使える状態ですが、やはりPrezi Nextがメインとなっていきます。そしてこのNextの方をより使いやすく、Classicユーザーも納得できるようにする方向で機能が増えていくというのがPrezi社の方針です。今はまだ明らかにはできないのですが、かゆいところに手が届く機能や日本人の僕らには受けそうな機能の紹介もあったので、ここはぜひ期待して待ちたいところです。僕の中では、実際に実装されればPreziがまた他のプレゼンアプリとは違う独自性を発揮しそうな領域です。
 

プレゼンターが入れ代わり立ち代わり。朝から晩まで。ちなみに英語です。

また、Prezi Nightでもデモをお見せしていろいろ反響をいただいたPrezi ARについては、実際の全体リリースに向けてかなり動いているとのこと。もう少しですよ。
 
マーケティング的な観点では、昨年はPrezi Nextを出す!というところにとにかく注力したので、今後一年は使いやすさだったり安定性だったりを増していくことでより広く多くのユーザーへ向けた訴求を行なっていくと言うことです。これも僕としては良い方向だな、と感じています。セッションの中では、新しいプレゼンのあり方としてのConversational Presentation(会話をするように、聞き手とコミュニケーションをとりながら展開するプレゼン手法)についての話が多く出ました。
 

“素晴らしいデザインと、それをオープンにしてみんなに共有した功績を評して” ということでPrezi Canゲット!!

デザインセッションでは、Prezi社内のデザイナーからのデザイン実例や製作技法などの説明があり、さらに世界中の企業から1社だけ選ばれる事例紹介になんと僕をセレクトしてもらいました(当日その場で名指しされたのでめちゃくちゃびっくりした)。取り上げてもらったのはPrezi Night Tokyoと、Logicool SPOTLIGHT NITEのふたつのPrezi。やはり各国のデザイナーにとって、日本語の縦書きが混ざるプレゼンのデザイン性の面白さがあったようです。まさかPrezi本社で、しかも世界中のプレゼンテーションデザイナーの前で編集画面の解説をやることになろうとは。。各国のデザイン会社、デザイナーからさまざまに評価をもらうことができ、貴重な体験でした。
 
ちなみにこのデザインセッションでPrezi Canもらいました。中にTシャツ入ってるんですが、もったいなくてまだ空けてません。笑

わぁぁぁAdamが僕の本を持ってる!!!!大興奮です。彼はめちゃくちゃ優しい人物で、ゆっくり話を聞いてくれました。

■ Meetupのその後

Meetup の本来の予定とは別に、なんと Prezi の創始者であるアーティスト、Adam Somlai-Fischer から二人でのランチに誘ってもらいました。彼とPreziのデザインや日本での書籍の出版、今後実装を検討している機能について一対一で意見を交わせたのは非常に意義深い時間でした。2009年には極東の一ユーザーにすぎなかった僕が、いまPreziの創始者と直接話ができて、デザインについて意見を求めてもらえる、、というのはなんというか、ちょっと腰が抜けるような状況なわけで。。光栄でした。
 

Adamがプレゼントしてくれた木組みのPreziグッズ。こんなの初めて見た。。貴重なグッズなので、せっかくだからブダペストの王宮の丘に登ってドナウ川を見下ろして撮る。

 

 

 

 

■ Prezi Next の日本語フォント、どうなった

僕が今回わざわざブダペストまで行った最大の理由、「Prezi Nextに日本語フォント入れてくれ」これについてはひとつ大きな進歩があったので、それは次のポストで。