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Prezi Night Tokyo VI、イベントの舞台裏

2016年3月6日 - Other, Presentation
Prezi Night Tokyo VI、イベントの舞台裏
みなさんこんにちは。プレゼンテーションデザイナーの吉藤です。
 
なんだか先月はずっとこの告知ばかりしていましたが、

2/27(土)に日本のPreziファンイベントであるPrezi Night Tokyo VIが行われました。

ひさしぶりの日本でのPreziイベント、今回は東京開催だったにもかかわらず、北海道から九州まで本当に日本全国から多くのみなさまにお集まりいただきました。ご参加いただいたみなさま、そして “今回はいけない、でも行きたい!” と暖かいメッセージをくださった多くの方、改めて感謝いたします。

 
VI
 イベントの様子はこちらにまとめてくださった方の記事が。>>> 最先端プレゼンがおしゃれスゴい。- Prezi Night Tokyo VIレポート
 
 
本ブログでは、Prezi Night Tokyo VIの舞台裏ということで、僕自身が今回のイベントにあたって制作したPreziの解説をしてみようと思います。
今回のイベントにあたって制作したPreziは3つ。ひとつづつご紹介します。
 

1. Prezi Night Tokyo VI Trailer

Prezi版はこちら。
 
今回のイベントの告知用として制作しました。そもそもPrezi Nightというイベント、過去に来たことのある方はなんとなく雰囲気もわかっていただいているのですが、はじめてだと何をするイベントなのかもわからない。特にプレゼンイベントだと、発表しないといけないのかも、、とか、Preziを使ったことがないといけないのかも、、とか、期待と同時に不安もあると思います。そこで、イベントの内容をシンプルに紹介するティーザーを作りました。
 
テイストとしては、僕の得意なフラットかつシンプルなイラストで東京の夜の街から会場となる3331 Arts Chiyodaさんに視点が移動するモーションで。建物の中の窓から、中で行われているイベントの様子が見えるようなイメージで作りました。明るい光が窓からもれてくる感じを表現したかったので、#F8B62D のちょっとオレンジがかったイエローを窓の色にしています。
ピクトグラムの人物は、ペンツールでサクサクと描きました(こういうピクトだったら半永久的に描き続けられます。笑)。
 
このティーザーでうれしかったのが「Preziのことぜんぜん知らなかったんですが、このティーザー動画を見て感動して来ました!」という参加者がいらっしゃったこと。集客効果、ちゃんとあったようです。
 

2. Prezi Night Tokyo VI Waiting Screen 

Prezi版はこちら。

こちらは当日の受付~イベント開始までの待ち時間までの間に流しておくPreziとして制作しました。前回や前々回、ちょっと早めに来た方なんかはイベント始まるまでなんだか手持無沙汰、、という感じが見受けられたのでその反省です。あとはイベントまでの盛り上げ効果を狙っています。「Preziスゲェ!」というのと、「ビジネスっぽいプレゼンイベントじゃない!」というふうに思ってもらえればいいなと思い。
 
先ほどのティーザーがかわいい感じだったので、こちらはカッコイイ感じのテイストでまとめて、こういうテイストでも作れるよというバリエーションの幅を感じていただく目的もあります。
 
ちなみにこれ、Maroon5やPerfumeのコンサートのスクリーングラフィックを見ていてマネしました。笑
いつも “プレゼンはライブだ” と自分で言っているので、じゃあライブ映像っぽいのにしてみようかと。動いているイラストはすべてAdobe Flashで作っています。回転している三角形とかは一瞬一種類だけのように見えて、回転方向、回転のスピードにあわせて6種類作ってあり、これをランダムに組み合わせています。
 
こちらは特に当日の参加者の方々の反応がよく「欲しい!」という方が多くいらっしゃいましたので、無料でテンプレートとして配布することにしました。
2日後くらいにさっそくプレゼンで使った!という方がいらっしゃって、嬉しい限りです。 
 

3. 「和」の伝統手法で理解するPreziデザインマインド 

Prezi版はこちら。

こちらが登壇用プレゼンとして作ったPreziです。先ほども書いたように、今回はPreziのバリエーションをたくさんお見せする、というのが個人的なポイントであったので、またテイストを変えてみました。こちらはまさにタイトル通り、”和” で。
この話の内容は1年位前から構想していたもので、Preziという西洋的なツールを “和” の伝統的な美術観で捉えたら、僕ら日本人にはもっとわかりやすいんじゃないか、というもの。こちらは当日もそうですが、後日Prezi ExpertのForumでレポート上げたら、海外のPrezi Expertたちからの反応がよかったですね。
 
イラストは全部描かれたんですか?とイベント会場でもご質問を受けたのですが、1. のPreziは一か所だけがロイヤリティフリーのイラストで、あとは僕が描いてます。2. はすべて僕が描いてます。3. のこのPreziは、花魁や城、雲や風神雷神は自分で描いていて、侍や忍者のイラストはシルエットデザインさんのものを利用させていただきました。こちらのサイト、とっても便利です。僕はいつも、ロイヤリティフリーのイラストでぴったりのものがあればそれを使いますし、なかったり探すのに時間がかかるときは描く、というスタンスでやっています。
 
ちなみに、イラストを利用させていただく際にも、そのままではなくてちょっとだけ手を加えています。もともとのイラストをそのまま使うとやさしい感じになってしまうので、ベースのポーズはそのままで衣服のメリハリを強調するように描き足しをしました。こんなふうに。
 NinjaModified
これだけで躍動感が出ているのがお分かりいただけるでしょうか。 Preziの動きと組み合わせたときにより活き活きとした印象が生まれるように調整しています。今回は、「海外のイラストレーターが描くニンジャ」をイメージして、ちょっとやりすぎなくらい各所を尖らせてみました。こんなに服のだぶついた忍者、きっといなかったでしょうが。笑
 
 途中の締めの「百花繚乱」の部分は、和紙の写真素材を組み合わせて背景を、桜の花びらはイラストレーターで描いた花びらをFlashアニメーションで動かしています。
WS001559
 
ちなみに、なのですが、このプレゼンの「和」の文字。実はこれもPreziで再現できます。
このフォントの使えるPreziテンプレート、実はかなり前に無料で公開していたものです。こちらからどうぞ
  
 
以上、Prezi Night Tokyo VIの舞台裏として、Prezi制作の詳細をお届けしました。
できるだけ近いうちにPrezi Night Tokyo VIIを実施したいと思っていますので、今回ご参加いただいた方も、今回ご参加いただけなかった方も、ぜひお越しください!
 
次回開催の情報は、facebookのPrezi研究会およびPrezi Japan公式Twitter、MeetupのPrezi Fan Japanページにて告知いたします。
お楽しみに!!
 
 

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