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XTREME Design Inc.のSC17ブースデザイン!!

2017年12月18日 - Other, Presentation
XTREME Design Inc.のSC17ブースデザイン!!

みなさんこんにちは。プレゼンテーションデザイナーの吉藤です。

本日はデザインの事例紹介を。
以前の記事で書いたように、僕はXTREME Design Inc.にてDEOとしてジョインさせていただき、ブランディングデザインを包括的に担当させていただいています。XTREME Design Inc.はパブリッククラウド上に専用のスーパーコンピューターを構築するサービス「XTREME DNA」を提供しており、この11月にU.S.のデンバーで開催されたSC17にブースを出展!今回はその模様をデザインの側面から紹介しようと思います。

 

SC17、といっても一般的にはあまり知られていないですね。「SC」というのは年に一度開かれているスーパーコンピューターの世界最大の学会であり、学会と同時に大規模な展示会が併設されています。日本からもメーカーや大学など、大きなブースを構えているところも多いです。今回僕は、UI・Webサイト・ブース・ブローシャ・ユニフォーム・カードといった一連のデザインをすべて担当させていただきました。さらに現場に同行してブース設営の補助や写真撮影なども現地で対応!

 

では早速。今回のデザインをご覧に入れましょう。

 

まずはブース。以前ご紹介記事を書いた3月のSXSWでは折り畳み式の大型パネルでしたが、今回は完全なタテモノ。Webサイトにあわせて、ラインを活用したホワイト主体のクリーンなビジュアルで統一しています。左奥にはXTREME Design Inc.の製品であるXTREME DNAのマークが。中央には液晶画面が取り付けられておりこちらでデモなどを行います。

ラインビジュアルもこの液晶部分を考慮して、一部のラインがここに吸い込まれていくようなデザインになっていたり、実はかなり細かく描いています。

 

 

上はイメージCGですが、実際のブースはこのような感じ。


 

 

 

 

 

ブースデザインのポイントとしては、Webサイトや名刺、カードではシンプルな一本のラインで描いているビジュアル、ブースのほうでは巨大な立体物になったときの見栄えを考慮してシャドウをつけています。実はこれ、当初は最初は一本のラインのままただ大きいものを描いていたのですが、ブース施工のコンサル業者様からアドバイスをいただいて立体的に見えるように変更したもの。僕は普段デジタルでデザインしてデジタルで使用するものを多く作っているので、こんなふうに現実の立体物になったときに気を付けないといけないポイントというのは非常に新鮮でした。同じ “デザイン” といっても別の視点と手法が必要で、ブースデザインについてはまだまだ奥が深くて勉強中です。

 

 

続いてブローシャとカード。

A3の中央部折り畳みでA4サイズになるメインブローシャは、新UIになったサービス『XTREME DNA』を全面に押し出したデザインに。事例紹介のA4版、サイトのアドレスをQRコードにしたカードも、すべてWebサイトと共通のラインビジュアルをで統一しています。

ちなみにこれ、デザインをコピペしているのではなく、それぞれの用紙サイズやレイアウトにあわせてすべて独立したラインを描画。単調にならないよう、デザインに奥行きが出るようにしています。

 

 

 

QRコードは日本語サイト、英語サイトが裏表になっているのですが、交互に並べると、ラインがすべてつながるようになっています。なお、この秋のiOSのバージョンアップでiPhoneの標準カメラでそのままQRコードが読み込めるようになりましたね。

QRコードそのものも、単なる白黒ではなくてコーポレートロゴとあわせたカラーとデザインになっています(これでちゃんと読み込めます)。

 

 

最後はメンバー用のユニフォーム!!

今回は柴田CEOの発案でパーカーに。個人的にフード付きパーカーが好きなのでうれしい。。

コーポレートカラーのネイビーをベースに、表面には右に会社ロゴ、左側には『XTREME DNA』の製品ロゴを大きく縦に配置。通常のパーカーへのプリントではこの部分には小さなロゴしか入れられないのですが、今回印刷業者さんと相談の上、かなり大きく入れてもらいました。

背中にはWebサイトやブースのデザインと同系統のラインビジュアルを施して、左右の腕には協賛企業様の企業ロゴを。後ろのすその部分には、僕のブランド「re-presentation.jp」ロゴも入れています!!

ちなみにこのフード、かぶらずに背中側におろしたときに、背中のラインビジュアルの斜め線と角度が揃うようにしたりと、地味に細かく。

ビジュアルを見せたいときはフードをかぶってちょっとストリートっぽくと思って作ったのですがだれもやらないので率先してたまに会場内でかぶってましたが、それはそれであやしかったとあとで言われました。笑

柴田CEOのインタビュー映像でも、しっかり映ってます!
ロゴが映えててうれしい。

 

以上、一連のデザインをすべて担当させていただいた今回のSC17。こうしたブースやブローシャも、大きな意味ではプレゼンテーション。実際に現地にてブースを訪れる方の反応を見ることができたのも大きな大きな収穫でした。

今回お気に入りの写真はこれ。Airbnb近くのカフェでの食事。おそろがかわいい。笑

なお、来年のSC18はダラスです!