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パワポでiPhoneを描いてみた

2022年10月17日 - Other, Presentation
パワポでiPhoneを描いてみた

プレゼンテーションデザインのお仕事がメインなのですが、ご依頼があると本当にごくたまにですがプロダクトデザインを担当させていただくことがあります。

最近はTinkerCadやBlenderのような3Dツールを使って立体的にデザインをすることも増えてきましたが、自分は昔ながらのAdobe Illustratorを使って本物っぽく見えるCGイラストを描く、というのも好きで、いまでもプロダクトデザインの際にはこの手法を使うことがあります。

 


プロダクトデザイン用CG製作

実例をご紹介するとこんな感じです。


こちらはXTREME-D Inc.様のサーバベゼルデザイン。これはAdobe Illustratorを使って実寸のデザインを起こしています。設計図と完成予想図のハイブリッドで、クリアオレンジのパーツと金属パネルの質感がイメージしやすいように、立体的に見えるように描きました。

ちなみに完成品はこんなふうに。OEM元のDell様では、ワールドワイドカンファレンスでGood design事例として紹介していただいたりとうれしい反応をいただいているデザインです。


パワポで描くiPhone

このようにお仕事ではIllustratorを使うのですが、基本的にはグラデーションや透明度を組み合わせて描画しているだけです。ということはパワポでも同じようにできるのではーと思いついて描いてみたのがこちらのiPhone 14 Proです。

所要時間5時間ほどで描きました。それなりに本物っぽく見えるでしょうか。

このようにパワポです。基本的な図形機能だけを使って描いています。

パワポを使ったプロダクトの描き方

パワポでの描き方は、パーツごとにグラデーションを作って、それをいくつも重ねるようにしています。たとえば一番複雑なレンズ部分を拡大するとこんなふうに。ひとつひとつのパーツはシンプルな形で、単体で見ればグラデーションもごくごく普通です。これをいくつも重ねることで立体的なレンズに見えるように。

同じサイズに見える円でも、数ミリサイズをずらすことでパーツが重なる立体感を表現しています。

実際のPowerPointデータで設定値など見てみたい、という方はこちらからダウンロードいただけます。
※あくまでパワポの実験として描いたものなので、設定を見るための参考資料としてのみご利用ください。


iPhonePro14_motion.pptx
こちらからダウンロードできます。

 

 

わざわざパワポ使ってこういうのを描く必要は全くないので、パワポでどこまでできるかを試してみたいお遊び企画でした。
(そういえば以前にパワポでレモン描いたこともありました。)

パワポやプレゼンを楽しむきっかけにしていただければうれしいです。
万が一、何かの間違いでパワポでプロダクトを描かないといけないお仕事があればぜひご一報ください。笑