Menu

Prezi事例紹介:IGS株式会社様

2016年8月3日 - Presentation
Prezi事例紹介:IGS株式会社様

みなさんこんにちは。プレゼンテーションデザイナーの吉藤です。

 

今日はPreziの事例紹介を。

今回ご依頼いただいたのは、グローバルリーダーの育成をミッションとして掲げるIGS(Institution for a Global Society)株式会社様。代表の福原正大氏は『ハーバード、オックスフォード…世界のトップスクールが実践する考える力の磨き方』、『世界で通用する人のための勉強入門』などの著者としても有名な方なので、こちらの書名でご存じの方も多いかもしれませんね。


WS001900■ 学生の採用を最適化するアプリのコンセプトをプレゼンする

今回は、福原氏が大学の授業で使用されるプレゼンテーションをご依頼いただきました。

特に今回のプレゼンのベースとなるのは、IGS様が株式会社朝日新聞社様と共同でリリースされたアプリ「GROW」のコンセプト。このアプリはインストールした友人同士が相互評価を行うことで自分のコンピテンシー(行動特性のこと)をポイント化し、企業とのマッチングにつなげるという採用活動をスマート化するアプリ。

今回ご依頼いただいたプレゼンテーション制作のポイントをまとめると、このように。


それでは早速、今回のPrezi制作の流れを見ていきましょう。
 

 

■ Prezi制作

WS001901まず最初に、福原氏ご自身がこれまで使っておられたプレゼン資料を拝見させていただきました。プレゼンテーションZENの手法も取り入れた写真ベースのスライドで十分に完成度が高かったのですが、今回ご依頼をいただいた理由はここにあり。写真ベースの象徴的なスライドだけでは、アプリのコンセプトにつながるストーリーをうまく表現できないとのこと。このストーリーの流れを表現するために今回はPreziを使用したい、というのが今回のそもそものご依頼でした。

まずはSkypeでの詳細ヒアリングののちに、具体的なシナリオをまとめたシートをお送りいただきました。

僕の方ではこれを踏まえてPreziとしてのビジュアル表現を考えていきます。
Phone01ちなみに今回、納期がとても短かったので、のんびり考えるというよりはスプリント勝負。時間的にほぼ一発出しになるので、ポイントを外さないためにも徹底的に設計と調査をしてからの製作開始です。

IGS様およびGROW関連の各ニュースリリースは調べられるだけ、そして何よりこのアプリ「GROW」を自分のiPadにインストール。おぉ、UIがかわいい。学生じゃないのでまわりで僕を評価してくれる人がいなかったのでそこだけ体感が足りないけど、でも使用感はしっかりと体験。ちなみにこのスクリーンショット画像も、本物を参考にしてIllustratorで描いております。

さて、ここまでが準備段階。ご提供いただいたシナリオ・調査した内容・アプリの使用感・イメージしたビジュアル要素、これらを総合してPreziを作っていきます。この組み合わせをひとつひとつステップにして作り上げていくのではなくて、複合的に一発でアウトプットまで持っていくのがプレゼンテーションデザイナーの特殊技能ですね、きっと。

ということで、まずは完成したものからご覧いただきましょう。 

こちらが動画バージョン。
こちらはPreziのオリジナルバージョンです。

 

■ 採用アプリを意識してデザインする

それではここからは、制作の背景をちょっとご紹介していきます。

WS001904_3今回のデザイントーンは、GROWのロゴマークのイエローとブラックがベースです。ただこのカラーリングで注意しないといけないのは、黄色と黒で工事現場の色合いになってしまうこと(笑)。いえいえ、笑い事ではなくて本当に。そこで、どのパスでも余白部分を注意深くレイアウト。また要所要所で明度や輝度に差を設けたイエローとグレーを使うことで、単調な黄色と黒だけの注意喚起カラーではなく、「知性」を感じさせるデザインになるようにしています。

また今回、人物たちにリアルなシルエットイラストを使用したのにも理由があり。まずは先ほど解説した「工事現場っぽくならないように」という意図がひとつ(ピクトグラムだと非常口みたいになりがちなので)。またもうひとつの意図として、聞き手の学生のみなさんにはよりリアルなイメージをもって就職活動やその先のキャリアについて思いを巡らせてもらいたかった、という個人的な思いがあります。デフォルメ化されたアニメ的な解説よりも、もうちょっと等身大の問題として受け止めていただければな、というのが、つくり手側として僕が込めた思いです。

 
WS001904_2さらに今回のPreziのビジュアライズの大きな要素として、GROWでポイントとして計測されるコンピテンシーを鍵に見立てました。

評価される各要素を鍵の歯、マッチングする企業を鍵穴として表現することで、これ以前の解説部分をひとつのビジュアルに集約。シンプルなビジュアルで象徴的に最後のクロージングにつなげています。

ちなみに、この部分はテキストでくどくど説明することはせずに、あくまでメタファーとしての表現にとどめている点にご注目を。これはPreziに限らずビジュアルプレゼンテーション全般について言えることなのですが、口頭やテキストでは具体的な説明、グラフィックではそのメタファーとなるものを表示することで情報が2層になり、より強い印象で聞き手に訴えかけることが可能になります。

 

最後はズームアウトに続くズームアウトで、友人たちとつながるGROWの世界観をカメラワークで表現。際限なく広がる世界を感じてもらえたら、と思います。

ということで、今回は、学生のみなさんの未来につながるお仕事の手助けという、とても栄誉あるお仕事をさせていただきました。
アプリGROWは、iTunes storeで「GROW 採用」と検索してみてください。