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Fujitsu FOM Presentation Event “Visionary”

2020年2月9日 - Presentation
Fujitsu FOM Presentation Event “Visionary”

1月21日は、富士通FOMさまのプレゼンテーションイベント「Visionary」において登壇させていただきました。その時のプレゼンテーションデータを公開しておこうと思います。

このイベントは、昨年6月に富士通さまでお話させていただいた際につながりを作っていただいたエバンジェリストの及川さんとコミュニケーションデザイナーの藤倉さんのお手引きでお声をかけていただいたもの。今回は藤倉さんがプレゼンを作る上での考え方を、及川さんがプレゼンの組み立て方や話し方を、そして最後に僕がプレゼンのデザインやデータ制作についての内容、ということでステージに立たせていただきました。

既に業務でプレゼンやWebサイトなども手がけておられる方が多く参加していただくイベントということで、『DISRUPT PRESENTATION DESIGN – いつまでお行儀のいいプレゼンデザインやってんの? – 』というタイトルで、かなり上級者向けにふった内容をお話しました。

 

■ どこにも書いてないプレゼンデザインの話

プレゼンの書籍の多くに書かれている内容は「揃えよう」、「テンプレートを使おう」、「色は3色で」といった「お行儀よく」仕上げるためのアドバイスがとても多いのですが、これは資料作成(特に配布資料)のときにより効果を発揮するルールです。これはこれですごく正しいし、僕自身このルールの延長線上でプレゼンテーションデザインを作っているのですが、とはいえこれは世の中の最大公約数としての資料作成のお作法。たとえば大きなカンファレンスや国際的な大企業同士のコンペなどの “プレゼンテーション” の舞台では、こうした基本ルールに従っているだけではスクリーンのデザインが見劣りしてしまうことがあります。

こういうときの、「既存のルールを超えていくテクニック」というのはごくごく一部の人用でしかないのであまり本とかには書けないのですが、今回は聞き手の方々がデザイン系の職種の方が多かったのであえてその部分のお話をさせていただきました。(こういうテクニックの中から、汎用性の高いものを本に書いてたりします

ではさっそく。当日使用したデータはこちらです。動画化するとちょっと長いので適当につまんでみてみてください。データはPowerPoint。各素材の編集処理にはPhotoshop、Illustrator、AfterEffectsを使っています。

 

■ 5つのDisrupt

コンテンツのテーマは「Disrupt」(既存の概念をぶっこわす、みたいな感じ)。全体を5部構成として、次の内容をお話しました。

  1. Disrupt MINDSET(プレゼンテーションデザイン、の概念をぶっこわす)
  2. Disrupt SIMPLE(シンプルでいいんです、という言説をぶっこわす)
  3. Disrupt LAYOUT(テンプレート、そろえる、のルールをぶっこわす)
  4. Disrupt MOTION(アニメーションの使い方の固定概念をぶっこわす)
  5. Disrupt APPs(パワポ禁止とか、そういうアプリ依存してる考え方をぶっこわす)

というものです。ちょっとかいつまんでご紹介すると、プレゼンテーションデザインはビジュアルのことだと思われてるけど、実は、みたいな話とか。

「資料作成」とか「スライド作成」とか、みんななにげなく読んでるけど、じゃ「プレゼンテーションデザイン」って??みたいな話とか。

あとはパワポでもキーノートでもないプレゼンアプリを4つ紹介してみたりとか。

こんな感じで、プレゼン製作の現場のリアルな考え方やテクニックをいろいろお話しさせていただきました。

■ デザインの裏テーマは「音楽」

今回のこのプレゼンは、表のテーマは「Disrupt」ですが、裏テーマは「音楽」。なので全体に音楽っぽいというか、アーティストっぽいイメージが流れるようなデザインラインにしています。また、ネオンカラーのグラデーションをベースにすることで画面が光っているように見えて、大企業の大会議室をクラブっぽく演出しようかなというたくらみも。写真で見ると想定以上にそんな感じになっていてよかったなと思います。こんな不良なプレゼンを許してくださった富士通FOMさま、ありがとうございます!

■ さいごに 

この記事ではこのプレゼンの裏側だけを紹介していますが、実際のこの日のイベントでは藤倉さん、及川さんのプレゼンがあり、そして最後には登壇者がそろってのトークセッションもありと盛りだくさんの内容でした。USやヨーロッパに比べてなかなか「プレゼンテーション」の価値認識が高まらない日本にあって、企業全体で「伝える」という力を高めていこうというこうした企業の取り組みは、プレゼン屋として仕事をしている僕にとってもとても新鮮に映りました。

こちらのようにプレゼンに前向きに取り組んでいく企業がこれからも増えて、日本のプレゼンがもっとカッコよくなっていったらいいな、と思った次第です。